今年はオンライン・オンサイトのハイブリッドで開催されたスクラムのイベント、Regional Scrum Gathering℠ Tokyo 2021にオンラインで参加しました。
今回が2回目の参加となります。
イベント自体について
セッションは Zoom で、コメントやセッション以外は Discord を使うという感じでしたが、オンサイトでの雰囲気がとても出ててよかったです。 ハイブリッド開催は結構運営の力量がいるとおもうのですが、そこはそつなく、さすがという感想です。
個人的にはこういうイベントは、オンサイトの方がいいな、と思いつつ、今回は Covid-19 が気になって直前でオンライン参加に切り替えたので、ハイブリッド開催は助かりました。
イベントが交流主体か、セッション主体か、にもよるとは思いますが、しばらくはこういう形のイベントがあるとうれしいかな、という思いです。
特に印象的なセッション
ふりかえり手法のおもちゃばこ
Regional Scrum Gathering Tokyo 2021 - ふりかえり手法のおもちゃばこ | ConfEngine - Conference Platform
怒涛のふりかえり手法紹介セッション。
ふりかえり手法そのものではないのですが、Discord で投票を受け付けながらテーマを決めていく、双方向性の高いセッションなのが印象的でした。
一番最初のセッションなので Discord を使ってもらって、使い方を覚えてもらう、ということを意識してそういう構成にされたとのことなのですが、以後、イベント全般に渡って Discord が盛り上がっていたので、非常に良かったと思います。
とにかく知り合いを増やすことを目的とした会
Regional Scrum Gathering Tokyo 2021 - とにかく知り合いを増やすことを目的とした会 | ConfEngine - Conference Platform
セッションではない?かもしれませんが Day.1 の最後に行われたネットワーキングイベント。
突発でオンラインを含む開催になったそうなのですが、オンラインイベントでは懇親会でのネットワーキングがなかなか難しい中で、結構盛り上がってとても良かったです。
流れとしては、
- Zoom のブレイクアウトセッション機能で6人くらいごとのグループにランダムで分かれる
- 誰か1人が自己紹介テンプレートにそって、自己紹介をする
- その人に対して、他の人が質問を投げてインタビューしていく
- 時間になったら、他の人にバトンタッチ
という形でした。
RSGT の参加者はノリが良いっていうこともありますが、自己紹介→インタビューの流れが会話をしやすくする効果もあったのではないかと思います。
時間が足りないくらいでしたし、TwitterやらFacebookやらでつながりが出来たのと、その後 Discord のチャンネルに入りやすく感じたのも良かったです。
OST
今回はこんな感じで参加しました。
「職能を超えて助け合うためのアイデア」
↓
「頭の固い顧客にスクラム開発を認めさせる方法」
↓
「スクラムマスターのキャリアプランについて悩み合う」
↓
「授業でアジャイル開発楽しんだ学生の企業の探し方」
ハイブリッド開催でどうなるのかなと思いましたが、オンラインも上手く回っていてとても良かったです。
ただ、オンサイトの様子が見えづらく、少し分断されていたように感じたのがちょっと気になりました。
Keynote -ヒューマナイジング・ストラテジー共感経営-
最後の野中先生の Closing keynote 。
とにかく物量がすごくて、1%も呑み込めたかどうかわからん感じです。前提知識の足りなさをすごく感じたので、出てきた本を読んで精進しようと思いました。
(出てきた本の数もかなりの量ですが。。。)
セッション以外で印象的だったこと
スクフェス大阪でもそうでしたが、Discord でもりもり作られていく謎のチャンネルが印象的でした。
というか、サイゼリヤとか一体。。。?
(よくわからないまま、飛び込んでみましたが、とても楽しかったです!)
↑に書いた知り合いを増やす会とかも2次会が即座に作られたり、Discord 上でも盛り上がって広がりがあるのが RSGT 感あるなぁ、と感じました。
あとは、ハイブリッド開催だとオンサイト・オンラインが分断されがちで、RSGT でもところどころで感じたのですが、一方で現地と繋がった廊下がいい感じで2つを繋いでいてよかったです。
廊下や OST では Discord の25人制限で入れなくなるのがちょっと困りごとでしたが、懇親という面では人が分散されるし、誰が入っているかが分かりやすいので、その面では Discord はとても良い環境かなと思います。
おわりに
RSGT は、中々の参加費+オンサイトはチケットがすぐ売り切れる、というハードル高めなイベントですが、リターンは十分あったと思います。
今回、プロポーザルが落ちてしまったので通常参加でしたが、次回はプロポーザルを通して登壇したいなぁ、という思いもあるので頑張っていきます。
※ちなみに、落ちてしまったプロポーザルのテーマで、Agile Tech EXPO miniに登壇させてもらいました。その節はありがとうございます!